2019年 監基報200 読み解き(その7)

 今回は、監基報200制定以前での職業専門家としての懐疑心の変遷、職業専門家としての懐疑心および職業専門家としての懐疑心の保持について読み解きます。 32.監基報200制定以前での職業専門家としての懐疑心の変遷  AICPAの公共監視審議会(Public Oversight Board)に組成された「監査の有効性に関するパネル(…
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2019年 監基報200 読み解き(その6)

 今回は、固有リスク、統制リスク、発見リスクおよびガバナンスに責任を有する者について読み解きます。 28.固有リスク  固有リスク(inherent risk)は、関連する内部統制が存在していないとの仮定の上で、取引種類、勘定残高、開示および注記事項に係るアサーションに、個別にまたは他の虚偽表示と集計すると重要となる虚偽表示が行…
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2019年 監基報200 読み解き(その5)

 今回は、監査サンプリングへの利用と監査人の事業上のリスク、平成17年改訂監査基準、重要な虚偽表示のリスクの二つのレベル、財務諸表項目レベルとアサーションごとのレベル、および重要な虚偽表示のリスクについて読み解きます。 23.監査サンプリングへの利用と監査人の事業上のリスク  すでに述べたように、監査の実務において監査リスクの程…
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2019年 監基報200 読み解き(その4)

 今回は、監査意見、監査人によるコミュニケーション、監査人の総括的な目的、合理的な保証、合理的な保証を得るための監査証拠、および監査リスクについて読み解きます。 17.監査意見  監査人が表明する意見の様式は、適用される財務報告の枠組みおよび法令等によって決定される(8項)とし、財務報告の枠組みが適正表示の枠組みの場合(一般的に…
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2019年 監基報200 読み解き(その3)

 今回は、経営者の責任、財務諸表の作成に係る経営者の決定等、監査実施の前提に関する経営者の責任、監査実施の前提の項目、監査上の重要性、監査人の責任、および監基報の構造と要求事項の概観について読み解きます。 10.経営者の責任  監査の対象である財務諸表は、取締役会による監督および監査役もしくは監査役会、監査等委員会または監査委員…
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2019年 監基報200 読み解き(その2)

 今回は、適正表示の枠組みと準拠性の枠組み、財務諸表、財務諸表に係る2019年改正、一般目的の財務諸表と特別目的の財務諸表、一般に公正妥当と認められる監査の基準、および一般に公正妥当と認められる監査の基準の構造について読み解きます。 4.適正表示の枠組みと準拠性の枠組み  適用される財務報告の枠組みが適正表示の枠組みであることも…
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2019年 監基報200 読み解き(その1)

 本日から2019(令和元)年6月に改正された監基報200「財務諸表監査における総括的な目的」を読み解いていきます。  私とって監基報200は、監査上の基本的かつ重要な概念に関する理解が異なっているからと思いますが、理解が非常に難しい監基報の一つです。理解の相違については追々読み解きに際して開陳していきます。  そのため、本読み解き…
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2019 監基報701 読み解き(その10 最終回)

 最終回の今回は、除外事項付意見の表明、不適正意見の表明、強調事項、監査上の主要な検討事項がない場合の記載、監査上の主要な検討事項として決定した事項が「監査上の主要な検討事項」区分以外で報告した事項のみである場合の記載例、個別財務諸表の監査報告書において記載を省略している場合の記載例、監査役等とのコミュニケーション、監査役等への貢献、監…
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2019 監基報701 読み解き(その9)

 今回は、不利益の影響の大きさの理解、守秘義務の解除、法的アドバイスの入手、および除外事項と継続企業に関する重要な不確実性の取扱いについて読み解きます。 43.不利益の影響の大きさの理解  監査人は、監査上の主要な検討事項に関する事実または状況を考慮して、当該事項の報告の要否を判断する。経営者および監査役等とのコミュニケーション…
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2019 監基報701 読み解き(その8)

 今回は、監査人の対応または監査アプローチの内容の記載、専門家の利用に関する記載、実施した監査手続、その結果および監査人の見解の記載、監査上の主要な検討事項の記載に際しての留意事項、決定した監査上の主要な検討事項を報告しない場合を読み解きます。 38.監査人の対応または監査アプローチの内容の記載  A46項の記載事項「監査上の主…
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2019 監基報701 読み解き(その7)

 今回は、財務諸表の注記事項への参照、個々の監査上の主要な検討事項の内容、監査上の主要な検討事項に決定した理由の記載、監査上の主要な検討事項の記述に際しての考慮要因、監査上の主要な検討事項に決定した理由の記載に言及する事項、および監査上の主要な検討事項に対する監査上の対応を読み解きます。 32.財務諸表の注記事項への参照  要求…
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2019 監基報701 読み解き(その6)

 今回は、未公表の情報をKAMとして記載する場合、経営者の対応、その他の記載内容の考慮およびKAMに関する監査調書について読み解きます。 28.未公表の情報をKAMとして記載する場合  監査人は、本来、未公表の情報をKAMとして記載しないことが大原則であるにもかかわらず、監査人が未公表の情報(第一次情報)をKAMとして記載する場…
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2019 監基報701 読み解き(その5)

 今回は、比較情報とKAMの関係と監査報告書の記載、除外事項付意見の表明、個々の監査上の主要な検討事項の記載、未公表の情報、および未公表の情報とKAMについて読み解きます。 23.比較情報とKAMの関係と監査報告書の記載  前々回に読み解いた要求事項8項と前回に読み解いた9項に規定されている「監査上の主要な検討事項の決定」に関連…
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2019 監基報701 読み解き(その4)

 今回は、特に重要であると判断した事項の決定、監査上の主要な検討事項の決定に関する考慮事項、監査上の主要な検討事項の決定、監査上の主要な検討事項の数、および監査上の主要な検討事項の報告について読み解きます。 18.特に重要であると判断した事項の決定  すでにみたように、監査人は、特に注意を払った事項の中から更に、当年度の財務諸表…
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2019 監基報701 読み解き(その3)

 今回は、監査人が特に注意を払った事項に関する監査役等とのコミュニケーション、監査人が特に注意を払った事項に関する考慮項目、特別な検討を必要とするリスクまたは重要な虚偽表示リスクが高いと評価された領域、経営者の重要な判断を伴う領域に関連する監査人の重要な判断、および当年度に発生した重要な事象または取引が監査に与える影響について読み解きま…
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2019 監基報701 読み解き(その2)

 今回は、利用者の関心、財務諸表の利用者、利用者と経営者・監査役等の間の対話、KAMに該当しない事例、適用範囲、定義、監査上の主要な検討事項の決定および監査人が特に注意を払った事項について読み解きます。 5.利用者の関心  前回読み解いた2項に関連して、財務諸表の利用者は、…監査人と監査役等との間でなされた双方向のコミュニケーシ…
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【緊急掲載】【書評】田中智徳著「不正リスク対応監査」(その2)

 著者による財務諸表監査の目的としての不正の発見についての理解および不正に対する監査基準およびリスク・アプローチに関する理解が、評者と大きく異なっているため、書評の(その2)として評者の異端的な見解を、備忘記録代わりに記しておきたい。 財務諸表監査の目的としての不正の発見  著者は、「財務諸表の重要な虚偽の表示の原因となる不…
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【緊急掲載】【書評】田中智徳著「不正リスク対応監査」

はじめに  中部大学田中智徳講師の著わした「不正リスク対応監査(Audit Focusing on Fraud Risk)」(同文舘出版 2020年3月刊)  は、青山学院大学会計プロフェッション研究科博士課程後期課程修了時に提出した学位論文「不正リスク対応監査の意義と課題」を基礎に、その後の研究成果を加筆・修正したものである(序p.…
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2019 監基報701 読み解き(その1)

はじめに  企業会計審議会(金融庁)は、平成30年(2018年)7月5日に「監査基準の改訂に関する意見書」(以下、「意見書」という。)を公表し、「監査上の主要な検討事項」(Key Audit Matters: KAM)を導入しました。これに伴い、日本公認会計士協会は2019年(平成31年)2月27日に監基報701「独立監査人の監査報告…
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【お知らせ】監基報の読み解きの開始に当たって

 本日から、監基報の読み解きを開始します。  本ブログではこれまで監査手続の実施に関連する500番代の監基報を中心に読み解きを行いました。しかし、2018(平成30)年7月の監査基準の改訂によって2019(平成31)年2月に監基報701「独立監査人の監査報告書における監査上の主要な検討事項の報告」が新設されたことにより多くの監基報が改…
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