財務諸表監査について考える(その44)

企業とその環境(内部統制を含む。)の理解-3  今回は、「監基報315の「企業及び企業環境」の項目・事項とそれに対する私見(続き)」の「4 企業目的及び戦略並びにこれらに関連して重要な虚偽表示リスクとなる可能性のある事業上のリスク」および「5 企業の業績の測定と検討」について考えます。 監基報315の「企業及び企業環境」の項目・…
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財務諸表監査について考える(その43)

企業とその環境(内部統制を含む。)の理解-2  今回は、監査人が理解しなければならない「監基報315の「企業及び企業環境」の項目・事項とそれに対する私見(続き)」として「2 企業の事業活動等」および「3 企業の会計方針の選択と適用」について考えます。 監基報315の「企業及び企業環境」の項目・事項とそれに対する私見(続き) …
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財務諸表監査について考える(その42)

企業とその環境(内部統制を含む。)の理解-1  監査人が理解した「企業とその環境(内部統制を含む。)」が、監査全体に係る判断の基本的なフレームワーク(枠組み)となります。それゆえに、今回から数回にわたって「企業とその環境(内部統制を含む。)」について考えていきます。  考える材料として、監基報315「企業及び企業環境の理解を通じた重…
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財務諸表監査について考える(その41)

実証手続の検証の方向性-3  今回も、前々回と前回に引き続き、実証手続の検証の方向性(direction)について考えます。 取引に係る詳細のテストと取引アプローチによる残高に係る詳細テストとの関係  主要な取引種類-売上高、購買、銀行預金受領・支出-は、以下のように貸借対照表の勘定残高に関連します。    売掛金     …
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財務諸表監査について考える(その40)

実証手続の検証の方向性-2  今回は、前回に引き続き、実証手続の検証の方向性(direction)について考えます。 売掛金(過大計上)の検証  前回に示した仕訳の一方の検証が他方の検証ともなっているというロジックは、個々の取引のみでなく、その集合体(取引合計)にも適用できます。例えば、売掛金のような貸借対照表項目の検証では、…
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財務諸表監査について考える(その38)

監査アプローチの決定について考える  今回は、監査計画の立案の一環として、事業リスク等を重視したリスク・アプローチの下で監査人が具体的に監査手続を実施する際の監査のアプローチ(監査の進め方)について考えます。  監査アプローチ(監査の進め方)を決定するための要因ないしステップには、他の監査人(構成単位の監査人)の監査結果の利用に関す…
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財務諸表監査について考える(その37)

監査計画の立案について考える-3  前回の最後に、今回は「監査アプローチの決定」について考えると予告しましたが、監査計画の立案に関して「監査チーム・ディスカッション」と、監査計画の立案において最も重要な「監査手続の立案」についてまだ考えていませんでした。そのため、今回は、これらについて考えます。 監査チーム・ディスカッション …
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財務諸表監査について考える(その36)

監査計画の立案について考える-2  今回は、前回に引き続き「監査計画の立案」に関連して、「監査計画の作成者」、「監査戦略と詳細なシナリオ」、「監査計画立案に際しての検討事項」、「監査計画を立案する時点」および「監査計画の修正」について考えます。 監査計画の作成者  監査計画の立案には、監査経験が豊かで洞察力を十分に有している監…
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財務諸表監査について考える(その35)

監査計画の立案について考える  今回から「監査計画の立案」について考えます。この「監査計画の立案」のステップは、「企業とその環境(内部統制を含む。)の理解」、「重要な取引種類、勘定残高または開示の識別」、「監査上の重要性、監査実施上の重要性の決定」、「重要な虚偽表示のリスクの識別と評価」および「監査アプローチ(監査の進め方)の決定」か…
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財務諸表監査について考える(その34)

監査契約締結前の作業-2  前回は監査の実施プロセスの最初のステップ「監査契約締結前の作業」について考えました。今回は当該作業において実施される「監査業務リスクの識別・評価」と「パイロット・テストの実施」について考えます。 監査業務リスクの識別・評価  監査契約を新規受嘱または継続するかしないかは、監査業務リスクの程度に基づい…
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財務諸表監査について考える(その33)

監査契約締結前の作業  今回から監査人が財務諸表監査を実施するプロセス(監査の実施プロセス)について考えます。今回は、監査の実施プロセスの段階またはステップの概要を示し、監査人の心証との関係について概観して、最初のステップ「監査契約締結前の作業」および当該作業に基づいて識別・評価する「監査業務リスク」について考えます。 監査の実…
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財務諸表監査について考える(その32)

監査人による創造的役割について考える  前回、我が国では会計基準からの乖離(離脱)が、一般に、容認されていないため、監査基準が求める監査人の実質判断は「絵に描いた餅」でしかないと述べました。その際に、監査実務の海に帆を希望で一杯に満たして漕ぎ出した新人の頃の強烈な記憶を思いだしました。それは、監査人による創造的役割ないし創造的機能です…
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財務諸表監査について考える(その31)

監査人の実質判断について考える  今回は、平成14年改訂監査基準が求める監査人の実質判断について考えます。 平成14年改訂監査基準の要求する実質判断  平成14年改訂監査基準は、監査人が「会計方針の選択や適用方法が会計事象や取引の実態を適切に反映するものであるかどうか」(前文三9(1)③)を判断することを求めています。この監査…
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財務諸表監査について考える(その30)

監査人はどのように心証を形成するか  今回は、監査人がどのように心証を形成するかについて考えます。 監査人の心証(再掲)  (その9)において述べたように、監査人の心証は、財務諸表項目およびそれに関連するアサーションの立証(反証)に関して形成される職業専門家としての主観的・内面的な認識です。財務諸表項目に関連するアサーションに…
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財務諸表監査について考える(その29)

アサーションと監査手続の関係について考える  今回は、監査手続によって入手した監査証拠が立証(反証)する対象(目標)であるアサーションと監査手続の関係について考えます。 監査上の対応とアサーションの関連  監査人による監査上の対応は、識別・評価した重要な虚偽表示のリスクの程度に応じて、重要な取引種類、勘定残高または開示(財務諸…
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財務諸表監査について考える(その28)

アサーションについて考える  今回は、監査手続によって入手した監査証拠が立証または反証する対象である「アサーション」について考えます。 アサーション、監査要点と要証命題  「アサーション」は国際監査基準(ISA)では“assertion”と表記されていますが、「主張」では意味が通らないため、監基報は「アサーション」としたようで…
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財務諸表監査について考える(その27)

重要な虚偽表示のリスクへの対応について考える  今回は、識別・評価した財務諸表項目レベルと財務諸表全体レベルでの重要な虚偽表示のリスクへの対応について考えます。 財務諸表全体レベルでの重要な虚偽表示のリスクへの全般的対応  財務諸表全体レベルで識別・評価された重要な虚偽表示のリスクへの対応として全般的対応(overall re…
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財務諸表監査について考える(その26)

財務諸表全体レベルでの重要な虚偽表示のリスク-2  前回の財務諸表項目レベルでの重要な虚偽表示のリスクに引き続き、今回は、財務諸表全体レベルでの重要な虚偽表示のリスクについて考えます。 財務諸表全体レベルでの重要な虚偽表示のリスク  財務諸表全体レベルでの重要な虚偽表示のリスクは、全体としての財務諸表に広範に関係し(relat…
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財務諸表監査について考える(その25)

重要な虚偽表示のリスクの識別・評価について考える-1  リスク・アプローチに基づいて財務諸表監査を実施する監査人は、重要な虚偽表示のリスクを厳格に識別・評価して、その識別したリスクに的確に対応することが求められています。しかし、監査人による重要な虚偽表示のリスクの識別・評価が、監査人の十分な判断に基づいたものではなく、ときとして形式的…
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